ボルボ クラウドを活用した自転車事故防止へ向けた世界初の試み
2015.01.23 | 企業情報

・ボルボは、クルマと自転車の衝突事故ゼロを目指す
・欧州の自転車死亡事故の半数はクルマとの衝突によるもの
・米国では毎年5万人近くが自転車事故で死傷

ボルボ・カー・ジャパン株式会社は、ボルボを象徴するプレミアム・エステート「V70」と、クロスオーバー「XC70」に特別限定車「V70 Dynamic Edition」、「XC70 Dynamic Edition」を設定し、本日より販売を開始いたします。

ボルボは、スウェーデンのスポーツギアメーカーPOCと通信会社のエリクソンとともにドライバーとサイクリストの相互通信を可能とする安全技術を開発、ラスベガスで開催された世界最大級の家電見本市CESで初公開しました。また、2015年3月2日-5日にバルセロナで開催される予定のMWC(モバイル・ワールド・コングレス)でも公開予定です。

このシステムは車両および車両と相互通信可能な自転車用ヘルメットで構成され、互いの距離が接近するとドライバー、サイクリスト双方に警告が発せられ、衝突の回避を促します。車両と自転車の相互通信を利用した安全技術の開発は、自動車メーカーとしては初の試みとなります。

世界の自転車人口は年々増加しており、自転車通勤者も増えつづけています。その結果、自転車による人身事故も増えており、ボルボとPOCは、互いに協力して対策をとる必要があると考えています。ボルボの新型XC90には、自転車との衝突の可能性を検知しドライバーに警告、必要に応じて自動ブレーキをかけ衝突を回避する技術が標準装備されています。これは自動車メーカーがサイクリストの安全に対し、明確に取り組んだ初の試みでした。この自転車事故回避の取り組みが、今回のヘルメットを利用した画期的な技術のコンセプトの下地になっています。

このシステムは、サイクリストの間で普及しているStravaなどのスマートフォンアプリを使用し、ボルボのクラウドを通じて自転車と車両の位置をお互い共有することができます。事故の危険性があると判断されると、サイクリストとドライバーの双方に警告が発せられ、衝突を未然に防ぐことができます。自転車が、曲がり角や別の車両の陰の死角にいると、ボルボのヘッドアップディスプレイに警告が表示され、ドライバーに接近が知らされます。サイクリストには、ヘルメットに取り付けられた警告灯とバイブレーションにより警告が発せられます。

この画期的なアイデアは、ボルボと、スポーツ選手や自転車のスポーツギアメーカー大手POC、そして世界をリードする通信技術・サービス会社エリクソンという、オールスウェーデンの連携から生まれました。このクラウドベースの安全コンセプトは、まだ様々な開発の可能性を秘めており、最終的には、道路を利用するあらゆる生活者の生命を守るものにつながっていくでしょう。

ボルボの副社長でグループCIOのクラス・ベンドリクは次のように述べています。「衝突しないクルマを作るというビジョンの実現に向け、次なる一歩を切り拓いているわが社にとって、POCそしてエリクソンとの連携は重要な試みです。自動車と自転車の間に生じる死角を無くし、衝突を回避するテクノロジーの実用化に向けて、クラウドベースの安全システムについてあらゆる検証を続けていきます」

POCのCEOで創業者のステファン・イッターボルンはこう付け足しました。「私たちのミッションは、スポーツの競技者やサイクリストの事故を減らし、できるだけ人命を守るために最善を尽くすことです。ボルボとの連携はそのミッションに合致しており、私たちがサイクリストの安全を守り、自動車とサイクリストのコミュニケーションの向上に貢献できることを大変嬉しく思っています」

エリクソンの上級副社長でサポートソリューション事業部総責任者であるパー・ボリークリントはこう話しています。「おそらく、通信で命を守れることがネットワーク社会の最大の強みでしょう。路上の何百万人ものサイクリストを守ろうとするボルボとの取り組みは、イノベーションで世界を変えられることを示す最新の実例のひとつです。この重要な取り組みを、POCとともにサポートしていることを誇りに思っており、今後も通信技術の進歩を追求し、無限の可能性を引き出していく姿勢を変えることはありません」


POCについて
POCは、ロッククライミングなど、重力に挑戦するスポーツの選手やサイクリストを対象に、身体の保護に関する装備を開発することにより、可能なかぎり競技によるリスクを少なくする、という使命のもとに設立されたスウェーデンの会社です。POCは、アスリートやサイクリストにより高度な保護性能を提供するさまざまな技術的ソリューションを開発、特許を保有しており、この分野において数多くの面で新しい基準を打ち立てています。

同社には、エンジニア、インダストリアル/グラフィックデザイナー、神経学者、脊椎損傷の専門家など、さまざまな分野の優れた人材が集まっています。ストックホルムのオフィスは安全、医療、ヘルスケア、高度な製品の開発・試験等の分野の専門家が集まる欧州を代表する研究開発拠点になっています。

エリクソンについて
エリクソンは、現代のネットワーク社会の陰の立役者であり、通信技術/サービスの世界をリードする企業です。エリクソンが持つ大手通信事業者との関係は、人や企業、そして社会がその可能性を存分に発揮し、より持続可能な未来を実現する基盤になっています。エリクソンのサービス、ソフトウェア、それにモビリティやブロードバンド、クラウド領域のインフラは、通信事業者などがビジネスを開発し、効率を高め、ユーザーベネフィットを最大化し、新たなチャンスをつかむことを可能にしています。

今日、エリクソンは世界の180か国に11万人を超える専門家と顧客を抱え、25億人を超える加入者を有するネットワークを運営しています。世界のモバイル通信の40%はエリクソンのネットワークを介して行われています。1876年創業のエリクソンはスウェーデンのストックホルムに本社を置いており、2013年の売上高は2274億スウェーデンクローナ(349億米ドル)でした。エリクソンはストックホルムのNASDAQ OMX証券取引所とニューヨークのNASDAQに上場しています。