ボルボのインテグレーテッド・チャイルド・クッション 導入25周年を迎える
2015.05.14 | 企業情報

ボルボは、世界初のインテグレーテッド・チャイルド・クッション導入25周年を迎えます。

ボルボは、1978年に車内設置型チャイルド・クッションを開発しました。そして、1990年にリアシート中央部に内蔵された初のインテグレーテッド・チャイルド・クッションを開発し、チャイルド・セーフティを新たな次元へと導きました。

最初のインテグレーテッド・チャイルド・クッションは、後席中央のアームレストを改良したものでした。体の小さな子供が3点式シートベルトを最も効果的に着用できる高さに座らせるために開発されました。これにより、後付のチャイルド・クッションを用意する必要がなくなり、子供の快適性も向上しました。インテグレーテッド・チャイルド・クッションには、必要な時にいつでも利用することができ、使い方を誤る可能性が低くなるという利点もあります。未だほとんどの自動車メーカーで、インテグレーテッド・チャイルド・クッションは採用されていません。

「1990年に初めてインテグレーテッド・チャイルド・クッションを導入して子供の安全性を高めたことは、チャイルド・セーフティにとって大きな一歩でした。インテグレーテッド・チャイルド・クッションの主な利点の一つは、シートの一部として開発されたためにベルトが子供の体にしっかりフィットし、後付のチャイルド・クッションやブースターシート、チャイルドシートにありがちなシートベルトの‘たるみ’をなくせることでした」と、ボルボ・カーズ・セーフティ・センターのシニア・テクニカル・リーダー、ロッタ・ヤコブソンはそう語ります。

ボルボは2007年に2段階調整式インテグレーテッド・チャイルド・クッションを採用し、チャイルド・セーフティでふたたび「世界初」を成し遂げました。これにより、子供の身長の変化に応じて、最も安全かつ快適な座面の高さを2段階で調整することが可能となりました。このインテグレーテッド・クッションには、安全性と快適性の向上という明らかな利点のほか、子供が窓の外をよく見えるようになるという利点もあります。これは子供が飽きたり騒いだりすることを少なくし、運転者の注意がそがれて運転にマイナスの影響が出るのを防ぐ効果もあります。

「2段階調整式インテグレーテッド・チャイルド・クッションの素晴らしさは、いつでも利用でき、使用しない時は大人用の通常のシートとして利用できる点にあります。つまり、常に後ろ向きでチャイルドシートに座らせるべき4歳までの幼児を除き、リアシートは実質的にすべての人の利用に適しています。安全性が高く、柔軟に利用できるインテグレーテッド・チャイルド・クッションは、多くの人にとって理想的なソリューションなのです。しかし残念なことに、このソリューションを提供している自動車メーカーは現時点ではそれほど多くありません。ボルボは、自動車メーカーの責務として、チャイルド・セーフティ・システムを自動車開発の一環として開発すべきだと考えています。子供は私たちの未来です。子供には最高の安全環境を用意しなければならないと強く感じています」と、ロッタ・ヤコブソンはそう締めくくりました。

2008年にボルボは、「2020年までに新しいボルボ車において、交通事故による死亡者や重症者をゼロにする」というビジョンを打ち出しています。さらに長期的には、事故を起こさない自動車の実現に向けた開発を続けています。


■補足説明

• 3点式シートベルトはボルボが開発し、1959年に初めて市販車に標準装備されました。
• リア3点式シートベルトは1969年からボルボ車のリアシート左右両席に追加されました。
• 後席中央のシートベルトは、1986年からすべてのボルボ車で3点式シートベルトに変わり、1991年からは中央に調整可能なヘッドレストも追加されました。
• 最初のインテグレーテッド・チャイルド・クッションは1990年に初めてボルボ850シリーズに導入されました。
• 最初の2段階調整式インテグレーテッド・チャイルド・クッションは2007年に導入されました。
• ボルボは4歳までの子供は後ろ向きでチャイルドシートに座らせることを推奨しています。
• ボルボは、新生児から12歳前後の子供までを対象に、あらゆる種類のチャイルド・セーフティ製品を提供しています。