ボルボ、自動車の電動化に関する世界戦略を発表
2015.10.16 | 企業情報

ボルボ・カーは、全ラインナップにプラグインハイブリッド車を設定する、包括的な自動車の電動化戦略を発表しました。電動パワートレインを搭載した全く新しい小型車を開発するとともに、フルEVも生産し、2019年までの発売を計画しています。

この新戦略の一部として、ボルボは中期的に新車販売の最大で10%が電動化車両になると想定しています。

新しい電動化戦略の最初のモデルには、ボルボの新しいプラットフォーム、スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)を採用する90シリーズと60シリーズなどのラージモデルにプラグインハイブリッド車を導入することが含まれています。このプロセスはすでに、SUVである新型XC90のプラグインハイブリッド仕様 T8 Twin Engine AWDの発売とともに始まっており、今後さらに、プレミアムセダンモデルの新型S90などの新型車にも展開されていきます。

また、ボルボはプラグインハイブリッド車を、新たに前輪駆動のTwin Engineモデルにも、拡大展開していく予定です。

さらに、よりコンパクトな40シリーズにも電動化を前提とした新型車を導入し、車種ラインナップを強化します。 この新型コンパクトモデルは、SPA同様の新プラットフォーム、コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー(CMA)をベースとし、当初から電動化を視野に入れて設計されます。大小2種類の完全新規開発のアーキテクチャを、プラグインハイブリッドとピュアEVの両パワートレインに対応させたボルボは、世界でも数少ない自動車メーカーのひとつです。

そして、ボルボは2019年までに、ピュアEVを市販する予定です。この新型モデルの詳細は、追って公表する予定です。

代表取締役社長兼CEOのホーカン・サムエルソンは、「電動化車両が、ニッチなテクノロジーからメインストリームへと変わる時期が来ました。2020年までに、ボルボの世界販売の10%は電動化車両になると確信しています」と語りました。

ボルボは、プラグインハイブリッド車が燃費や航続距離、利便性を最高の形で顧客に提供できると考えています。

例えば、ボルボXC90 T8 Twin Engineは、市販の7シーターSUVの中で、最もクリーンかつパワフルなモデルのひとつです。最大出力は407馬力以上でありながら、CO2排出量はわずか49g/kmであることに加え、EVモードでは最大43kmを走行できます。100km走行するのに消費する燃料は、世界トップレベルの2.1リットルで、停止状態から100km/hまで加速する時間は、わずか5.6秒です。

このパワーと燃費、エコフレンドリーさの組み合わせは、今後登場するボルボの電動化モデルの全てにおいて顕著な特徴になるでしょう。

研究開発担当上級副社長のピーター・メルテンスは、「ボルボの現行ラインナップを通じて、電動化車両の利用実態について、多くを学びました。我々の調査では、ツインエンジン車の顧客がEVモードで走行する時間が、全走行時間のおよそ50%にも達することを示しています。これは、ボルボのプラグインハイブリッド車がすでに、既存のパワートレインの現実的な代替手段であることを意味しています」と語りました。

さらに、ピーター・メルテンスは、「電動化分野でのおよそ40年の経験によって、ボルボはバッテリーマネージメントについて、1キロワットアワーあたりの最大航続距離など、多くを習得しています。そして、コストと電動化によって得られるメリットを計算すると、今やほぼ現実的という結論に達しています。バッテリー技術が進歩し、コストも下がりました。人々が電動化を受け入れることに、もはや疑いはありません」と付け加えています。