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ボルボ・カー・コーポレーション(本社:スウェーデン、社長兼CEO:フレドリック・アルプ)が開発した世界初の「2段階調整式インテグレーテッド・チャイルド・クッション」が、このほど米国の科学誌「ポピュラーサイエンス」が主催する2007年『Best of What’s New』賞を受賞しました。
□子供の成長に応じてシートの高さが変えられる2段階調整式のチャイルド・クッション
□改良されたセーフティベルトおよび、側面衝突時に頭部を保護する60mm延長されたIC/インフレータブルカーテンとの連動により、さらに高い安全性を確保

新開発 「2段階調整式インテグレーテッド・チャイルド・クッション」
●ボルボのチャイルド・プロテクション・システムが『Best of What’s New』賞を受賞
米国の科学誌「ポピュラーサイエンス」は毎年、数千の新商品や技術革新から100の新技術を選び『Best of What’s New』賞を主催しており、このたびボルボ・カー・コーポレーションのチャイルド・プロテクション・システムが2007年の『Best of What’s New』賞を受賞しました。チャイルド・ブースター・クッションの原型は2001年に発表されたボルボの「セーフティ・コンセプト・カー(SCC)」に採用されたもので、子供の適切なシートベルト着用位置の確保を目的に開発されました。その後、乗員への保護性能向上のため、シートや側面衝突保護ボディ構造、シートベルト特性、IC/インフレータブルカーテンに改良が加えられました。新開発の「2段階調整式インテグレーテッド・チャイルド・クッション」は、ボルボの新型XC70に装着され、昨年3月にスイスのジュネーブ・モーターショーで発表されました。
また今年4月、ボルボ・カーズは、ニューヨーク・モーターショーの一環として開催された「世界交通安全シンポジウム」でも賞を受賞しました。これは新たに開発された自動車の安全装備の中で最も優れた装備に対して贈られるものです。スウェーデンにあるボルボ・カー・コーポレーションでシニア・セーフティ・アドバイザーを務めるトーマス・ブロベルグは次のように述べています。「私たちの目標は乗員保護です。今回の受賞は、最も若い乗員である子供の安全性を確保するための努力が認められたことを意味しています。新開発のシートは、改良された側面衝突保護ボディ構造、プログレッシブフォースリミッタ付きセーフティベルト、延長されたIC/インフレータブルカーテンと併せて側面衝突時に異なる体格の子供たちを効果的に保護するものです」。
●世界初、子供の成長に応じてシートの高さが変えられる2段階調整式のチャイルド・クッション
新開発の「2段階調整式インテグレーテッド・チャイルド・クッション」は、従来の「インテグレーテッド・チャイルド・クッション」の高さを2段階で調整できるよう改良した世界初の革新的なチャイルド・クッションです。体格が大きくなり、幼児用チャイルドシートが合わなくなった子供にも無理のないシートポジションの提供が可能になりました。さらにこのチャイルド・クッションだけでなく、胸にかかる衝撃を和らげる「プログレッシブフォースリミッタ付きセーフティベルト」(チャイルド・クッションとセット)と、側面衝突時に頭部を保護する「IC/インフレータブルカーテン」の長さを60mm延長した「エクステンデッド・IC/インフレータブルカーテン」(標準装備)との組み合わせにより、より高い安全性の確保を実現しました。また高さを調整することで、異なる身長の子供でも大人と同じように視点が高くなり、窓の外の風景を楽しんだり、フロントシートの保護者とのコミュニケーションもとりやすくなりました。
●子供たちの安全性確保に寄与
シートベルトの位置は、身長の異なる子供たちを正しく着座させ、保護するために重要な要素です。チャイルド・クッションを使用して適切な位置でシートベルトが装着されると、シートベルトの下から子供が滑り出すことで発生する腹部損傷を軽減できることが複数の調査で明らかになっています。このことは複数のフィールドデータでも立証されており、チャイルド・クッションの重要性を強調するとともに、チャイルド・クッションを使用することで前面衝突の際に骨盤もしくは大腿部回りのベルトが強く締められることを裏付けています。チャイルド・クッションの総合的な有効性(測定簡易損傷基準 2 )はシートベルトのみを着用した場合より31%高く、シートベルトを着用していない場合と比べて75%高いと推定されています。年齢と体格に適したチャイルド・クッションを全ての子供に使用することは、安全性の確保に大きな威力を発揮します。
●チャイルド・クッションの装着ミス
調査の種類によって異なりますが、チャイルド・クッションはかなりの割合で不適切に装着されています。2004年に米国高速道路安全局(NHTSA)が行った調査によると、ベルト固定式のチャイルド・クッションに着座する664人の子供のうち、39.5%が間違った方法で装着されたチャイルド・クッションに着座していることが判明しました。最も一般的な誤りは肩ベルトの誤った装着で、続いてベルトの緩み、ラップベルトの装着ミス、そして子供の年齢とのミスマッチとなっています。ドイツでは誤った装着の割合は46.8%と報告されています。また、スペインの調査ではチャイルドシートを着用した6歳から12歳の子供の半数近くが何らかの形で誤った着用をしており、子供の後ろ側にシートベルトを取り付けていることが最も一般的な誤りであるという調査結果が出されています。
●チャイルド・クッションに対する子供たちの意見
4歳から11歳のオーストラリア人の子供を対象にしたアンケート調査では、チャイルド・クッションから大人用のシートベルトに切り替える理由の一つに、子供の体格がチャイルド・クッションより大きくなったことが挙げられています(69%)。
もう一つの大きな理由は、子供がチャイルド・クッションに着座することを嫌がり、シートベルトのみを使用した方が快適だと感じること、そして想像に難くないことですが、子供たちが「自分はチャイルド・クッションに座るほど子供じゃない」と思っていることです。この調査は結論として、チャイルド・クッションは体格の大きな子供にも対応可能かつ子供にとってより魅力的なものでなければならないとしています。ボルボの「2段階調整式インテグレーテッド・チャイルド・クッション」は、より多くの子供たちに受け入れてもらえるものだと確信しています。この「2段階調整式インテグレーテッド・チャイルド・クッション」は、身長115~140cmで体重22~36kgの子供は低い設定位置で、身長95~120cmで体重15~25kgの子供は高い設定位置で使用すると最適な効果を生むように設計されています。
●複数の安全システムの活用
ブロベルグは次のように述べています。「私たちは子供の体格、体重、シートベルトの装着ミス、子供の生理機能を考慮し、側面衝突保護ボディ構造および側面衝撃吸収IC/インフレータブルカーテンを改良して、新たに開発した2段階調整式インテグレーテッド・チャイルド・クッションと組み合わせました。これにより3点式シートベルトはこれまで以上に幅広い年齢と体格の子供に対応することが可能になり、また車窓の景色を眺められることで子供の機嫌も良くなり、ドライバーが運転に集中しやすい環境が生まれます。“まだ着かないの?”と聞く子供の数が少なくなれば嬉しいことだと思います」。
●新型V70、XC70から、メーカー・オプション・パッケージとして日本仕様にも導入
「2段階調整式インテグレーテッド・チャイルド・クッション」は、新型V70および新型XC70にメーカー・オプション・パッケージとして採用されています(ファミリーパッケージ/38,000円)。このメーカー・オプション・パッケージは、リアシートに装着された2つのインテグレーテッド・チャイルド・クッションと「プログレッシブフォースリミッタ付きセーフティベルト」、運転席からリアサイド・ドアのロック操作を可能にする「パワー・チャイルドロック」で構成されており、チャイルド・クッションに着座する子供と通常のシートとして使用する大人のために新たに開発されたプログレッシブフォースリミッタが取り付けられています。2つのシートは折り畳み式で、通常通りラゲッジスペースをフラットにすることもできます。なおリアシートを見ただけでは、このオプションが装備されているか否かを区別することができないほど自然な仕上がりとなっています。
(出典):2006年ドイツ・ミュンヘンで開催された「自動車内の子供の保護に関する会議」で発表されたCharlton J, Koppel S, Fitzharris M, Congiu M, Fildes B.による「4歳から11歳のオーストラリア人児童のブースター・シートとシートベルトの正しい利用」報告から
この件に関するお問い合わせ先 ボルボ・カーズ・ジャパン 一般のお問い合わせ先 : フリーダイヤル 0120-55-8500 |