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あらゆる速度域に対応するボルボ独自のオートブレーキングシステム ― 車両と歩行者の両方に反応 ―

ボルボ・カー・コーポレーション(本社:スウェーデン・イエテボリ、社長兼CEO:スティーブン・オデル)は、あらゆる速度域で車両と歩行者の両方を検知する、ボルボ独自のオートブレーキングシステム、「フルオートブレーキ付追突警告機能&歩行者自動回避システム(Collision Warning with Full Auto Brake and Pedestrian Safety)」を発表します。

道路に転がり出してくるボール。そのボールを追いかけて、子供が思わず道路に飛び出した。その時、1台のクルマが迫ってきていた―そのような状況下で、ドライバーは大惨事の当事者になってしまうことでしょう。しかし、ボルボの次世代のプリベンティブ・セーフティ技術は、車道の歩行者を検知し、時速25km未満で走行していた場合には、ドライバーが瞬時に反応できなくとも自動的に衝突を避ける画期的な機能を搭載しています。

2010年に「新型ボルボS60」の発売開始に当たり、ボルボは次世代のプリベンティブ・セーフティ技術である「フルオートブレーキ付追突警告機能&歩行者自動回避システム」を発表します。この新安全機能は、ボルボが永年開発し続けてきた危険感知と事故回避技術の結晶であり、新たなレベルの安全を実現します。

ボルボ・カーズで永年安全を担当してきたトーマス・ブロベルグは、「これまでは、車両同士の衝突回避に焦点を当ててきました。今回はこれをさらに進化させ、無防備な歩行者の安全性を向上するシステムを開発しました。新しいセンサー技術を採用することで、従来のシステムでは50%だったオートブレーキ機能を100%のフルオートブレーキにしました。私が知る限り、ここまで安全技術を進化させた自動車メーカーはボルボだけです。この新技術は、ボルボの長期ビジョンである“衝突しないクルマ”を実現する重要な一歩となります。 2020年までに、ボルボ車との衝突で死亡したり重傷を負ったりする人をゼロにすることが私たちの目標です」と述べています。

市街地でよく見られる歩行者事故
EU域内では、国によって交通事故の総死者数における歩行者の割合は10%~25%と異なります。2007年に各国の首都圏で交通事故で亡くなった人の数は合計1,560人でしたが、うち43%が歩行者でした。

歩行者と衝突した際、車両の速度はその結果に大きな影響を及ぼします。車速が時速50kmから25kmに減速すると、歩行者の生存確率は85%も大幅に向上します。

時速25km以下で衝突を回避
「この新技術によって、時速25km以下の走行時にドライバーが歩行者との衝突を回避できるようにしたいのです。一方、時速25km以上の場合は、衝突速度を出来るだけ抑えます。ほとんどの場合、衝突の衝撃を約75%少なくすることが可能です。交通事故死する歩行者がとても多いことを考えると、この新技術で死亡リスクを20%軽減できれば、大きな違いを生みます。特定の事故状況では、死亡リスクを最大85%も軽減できます」とトーマス・ブロベルグは語ります。

新技術はまた、車両同士の追突事故の場合にも大きな力を発揮します。統計結果によれば、衝突事故を起こすドライバーの半数が衝突する前にブレーキをかけていません。新追突回避技術は、追突事故に発展する前に、ドライバーが余裕をもってブレーキを踏んだりハンドルを切ったりして危険事態を回避するよう警告を発して注意を促します。それでもドライバーが警告に反応せず、ブレーキを踏まなかった場合、差し迫った状況になる前に自動的にフルブレーキをかけます。両車間の相対走行速度差が25km以下であった場合、追突を未然に回避できます。

最先端技術による感度の高い感知システム
「フルオートブレーキ付追突警告機能&歩行者自動回避システム」は、グリルに埋め込まれた新デュアルモード・レーダーと、ルームミラー前方に搭載されたカメラ、中央コントロールユニットの3つから構成されます。レーダーとカメラは前方の道路状況を常時モニターしますが、レーダーは物体を感知し、その距離を計測する役割を、カメラはその物体の種類を特定する役割を担います。

新システムは停車中もしくは同じ進行方向に進んでいる前方の車両に反応する仕組みになっています。最先端技術によって視野が著しく広がったレーダーが、幅広い範囲をモニターするため車道に飛び出そうとしている歩行者も早期に感知します。さらに、解像度が一段と高まったカメラが、歩行者の動作パターンをモニターします。

「10年もの間、この安全技術の開発を行っています。数年にわたって、テストカーを実際の道路上に走らせており、さまざまな国の道路で試験走行もしています。最終的には交通環境や道路状況、気候などの要素も取り入れた安全技術に仕上げるつもりです。コンピューターシミュレーションの改良・構築に、現実の路上試験で得た情報を活用しています」とトーマス・ブロベルグは述べています。

新技術によるフルブレーキングの実現
緊急の場合、まずフロントガラス上の赤いフラッシュライトと警告音でドライバーに危険を知らせます。即時直観的な反応を促すため、視覚的な警告は、ブレーキ灯のようにドライバーの目の前に表示されます。警告に対してドライバーが反応せず、衝突が回避できないとシステムが判断すると、自動的にフルブレーキがかかります。

「レーダーとカメラの両方が物体を確認しないかぎり、ブレーキング機能が勝手に作動することはありません。最新技術を導入したセンサーのおかげで、フルブレーキングをかけられるようになりました。歩行者の安全のためにフルブレーキング機能を発動するクルマの開発は、ボルボが世界の先陣を切っていると思います。人間の瞳と同じ原理を用いたシステムのため、私たちの目と同様に、暗闇や悪天候時には反応が低下します」とトーマス・ブロベルグは述べています。

進化したアダプティブ・クルーズコントロール
アダプティブ・クルーズコントロール(ACC)が進化し、オートマチック・トランスミッションと連動させ低速走行時でも作動するようになりました。レーダーを採用したアダプティブ・クルーズコントロールは、前方車両との車間距離を車両が停止するまで保つので、旧システムでは作動しなかった時速30km以下での走行でも利用でき、発進・停止を何度も繰り返すのろのろ運転の渋滞などに活躍します。

シティ・セーフティ―低速追突の回避
新型「ボルボXC60」に新搭載されたシティ・セーフティは、時速30kmまでの低速走行時の追突を未然に回避、もしくは追突ダメージを軽減するボルボ独自の画期的な安全技術です。一般的に、市街地渋滞やのろのろ運転の渋滞などでは追突事故が起きやすくなります。調査の結果、衝突事故の約75%が時速30km以下で発生しており、その約半数がドライバーの不注意によって衝突する瞬間まで、全くブレーキを踏んでいないことが分かりました。前方車両が減速または停止してもドライバーが適宜対応をしなかった場合、シティ・セーフティが自動的にブレーキをかけます。両車間の相対走行速度差が15km未満の場合、追突を未然に回避し、両車間の相対速度差が15km~30kmでは、追突のダメージを軽減します。

一歩先を行く安全技術で表彰
新型「ボルボXC60」とシティ・セーフティは、人身傷害と車両損害の両者を軽減する画期的なクルマおよびシステムとであるとして、さまざまな安全研究機関や保険会社などから数多くの賞を受賞しています。

その1つが、オランダの自動車専門誌Autoweekから贈られた「2009年 イノベーション・オブ・ザ・イヤー賞」です。ボルボ・カーズ・オランダの最高経営責任者、アド・ファン・バテンベルグは「安全性が高く評価されたのです。この賞を受賞したことを非常に誇りに思います」と語っています。

2008年から今日現在までに「ボルボXC60」および「シティ・セーフティ」が受賞した賞の授与団体名や賞の名称は以下のとおりです。

自動車安全研究所セントロ・サラゴサ(スペイン、ポルトガル)
Auto Hoje誌、2009年(ポルトガル)
「2009年 パウル・ピーチュ賞」(ドイツ)
What Car?誌「2009年 SUVオブ・ザ・イヤー賞」(英国)
「2009年SUVオブ・ザ・イヤー賞」(チリ)
Golden Klaxon「2009年 ベスト・クロスオーバー賞」(ロシア)
「2009年 FuturAuto賞」(ベルギー)
「2009年 SUV&クロスオーバー・オブ・ザ・イヤー賞」(シンガポール)
「2009年 SUV/クロスオーバー・オブ・ザ・イヤー賞」(アイルランド)
Auto Trophy、2008年(ドイツ) L'Automobile Magazine誌、2008年(フランス)
Autocar誌、2008年(ギリシャ)
「2008年 Thatcham Fleet World Honours賞」 (UK)
米国高速道路交通安全局(NHTSA)「2008年 Traffic Safety Achievement Award賞」(米国)
「2008年 Auto Reveu賞」(オーストリア)
Autoweek誌「2009年 Innovation of the Year賞」(オランダ)




「フルオートブレーキ付追突警告機能&歩行者自動回避システム」
(Collision Warning with Full Auto Brake and Pedestrian Safety)


この件に関するお問い合わせ先
ボルボ・カーズ・ジャパン
一般のお問い合わせ先 : フリーダイヤル 0120-55-8500