• 環境に配慮した車へのパートナーシップ ボルボ・カーズとバッテンファールが新型プラグイン・ハイブリッド車を開発

    2009/06/10

    ―2012年実用化へ向けた大きな一歩

    ボルボ・カーズ社(本社:スウェーデン・イェーテボリ、社長兼CEO:スティーブン・オデル)は、スウェーデンの大手電力会社バッテンファール社との共同開発により、家庭用標準電源コンセントから充電できる新型プラグイン・ハイブリッド車を2012年に実用化します。この先進的な技術により、自動車交通による環境への悪影響を緩和するだけでなく、車を家庭で充電できることで、利便性の大幅な向上や燃料代の削減が実現します。

    2007年1月に、ボルボ・カーズ社とバッテンファール社はプラグイン技術の試験・開発を目的とした共同プロジェクトを開始しました。そして今回、両社の協力は次の段階へ進むことになります。

    「2012年に市販化するプラグイン・ハイブリッド車は、本物のドリームカーです。なぜなら先進的な技術により、顧客はボルボの誇る高い安全性能とドライビングプレジャーを併せ持ち、かつ環境に配慮したボルボ車を手に入れることができるようになるからです。顧客が求める安全性やデザイン性などの重要なファクターを少しも犠牲にせず、環境に配慮した魅力的なボルボ車を提供することは、これからの時代に生き残る必須条件です。」

    「ボルボ・カーズは電気とディーゼルを動力とするプラグイン・ハイブリッド車を2012年にスウェーデンにおいて量産する目的で、バッテンファール社とのジョイント・ベンチャー事業に参加します。これは当社にとって重要なビジネス展開です。バッテンファール社とのパートナーシップによって、環境負荷がさらに少ないボルボ車を顧客に提供するという我々の目標に向けて大きな一歩を踏み出すことができます。」と、ボルボ・カーズ社の社長兼CEO スティーブン・オデルは語っています。

    ボルボ・カーズ社とバッテンファール社は、プラグイン・ハイブリッド車の量産とインフラの開発により、新たな雇用が創出されると共に、世界において最新の環境技術をリードするスウェーデンの立場を強固にすると考えています。


    家庭で充電できる車

    プラグイン・ハイブリッド車の大きな利点の一つは、家庭にある通常の電源コンセントで充電できるという点です。

    「社会における電力の重要性と、それが気候変動問題の解決に果たす重要な役割を強化したいと考えており、ボルボとの協力関係を通じて、電気自動車の導入が加速されることを願っています。我々は、プラグイン車や様々な代替充電方式をもとにした次世代技術を共同で開発していきます。」と、バッテンファール社の社長兼CEO ラース・G・ヨセフソンは語っています。

    車両の開発は両社が共同で実施し、資金も共同出資します。ボルボ・カーズ社が製造を担当し、バッテンファール社が充電システムの開発と車への電力供給を行います。


    革新的な環境技術

    電気は車の動力源として非常に適しています。なぜなら電気モーターは効率比が高く、消費エネルギーは化石燃料で動くエンジンに必要なエネルギー量の約5分の1です。プラグイン・ハイブリッド車の価格は従来車より高くなり、バッテリーも高価ですが、電気を使えば燃料代はディーゼル車の約3分の1 に抑えられます。

    バッテンファール社は通常の電力源に代わる、風力または水力発電などの再生可能な電力を使用する契約も顧客向けに用意しています。ヨセフソン社長は、再生可能なエネルギー源による電力を使用しない場合でも、充電式プラグイン・ハイブリッド車には数多くの利点があると考えています。

    「電力を使用すれば、個々の車からの排気をなくすことができます。またガソリンやディーゼル燃料と異なり、小さいけれどパワフルな動力源からエネルギーが供給されます。当社ではあらゆる電力生産からCO2排出量を削減するよう努力しており、スウェーデン国内ではバッテンファール社の電力生産は事実上すべて環境負荷がゼロとなっています。」とヨセフソン社長は説明しています。

    プラグイン・ハイブリッド車はリチウム・イオンバッテリーを動力とする強力な電気モーターによって駆動します。家庭用電源コンセントでのバッテリーの充電時間は約5時間で、さらにブレーキ使用時にも充電されます。

    「車の使用はほとんどが通勤など短距離の移動です。私たちはこのような実際の交通ニーズに見合った製品を提供することができるでしょう。もちろん長距離の移動にも対応するため、ボルボ製の低燃費ディーゼルエンジンも搭載します。」とボルボ・カーズ社のオデル社長は述べています。


    今夏にプラグイン・ハイブリッド車のデモカー運用開始

    2009年夏に、ボルボV70プラグイン・ハイブリッド車のデモカー3台の運用を開始します。デモカーを使って新技術に関するドライバーのニーズを収集し、車の利用方法や最適な充電方法を評価するのが狙いです。バッテンファール社では各種の試験を予定していますが、その中で家庭での高速充電や、ガソリンやディーゼル燃料の代わりに有料で充電ができる公共の充電ステーションに関する様々なコンセプトの検証も行います。2012年に量産が予定されているプラグイン・ハイブリッド車に搭載される技術は今回のデモカーとやや異なる可能性がありますが、デモカーの発表は、具体的な市場ニーズに合わせたプラグイン・ハイブリッド車の量産に向けた第一歩となります。

     

     

     

    この件に関するお問い合わせ先
    ボルボ・カーズ・ジャパン
    一般のお問い合わせ先 : フリーダイヤル 0120-55-8500

    ボルボ・カーズ社(本社:スウェーデン・イェーテボリ、社長兼CEO:スティーブン・オデル)は、スウェーデンの大手電力会社バッテンファール社との共同開発により、家庭用標準電源コンセントから充電できる新型プラグイン・ハイブリッド車を2012年に実用化します。
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