プロロードレーサー 新城幸也選手スペシャルトークイベント
2025/7/5に、『プロロードレーサー 新城幸也選手スペシャルトークイベント』を開催。新城さんのプロ生活20年を超えるキャリアの中での挑戦、海外チームでの経験、自転車とともに歩んできた人生、そしてボルボとの出会いについて語っていただきました。本レポートでは、イベント当日の様子をお伝えします。

石垣島から世界へ—自転車との運命的な出会い
石垣島出身の新城幸也さんは、高校時代はハンドボール一筋。大学受験の失敗をきっかけに自転車の世界へ飛び込みました。福島新一選手の助言により、2003年4月1日、初めての海外・フランスへ。農家に住み込み、辞書片手に語学を学びながら、言葉も文化も全く違う異国の地で、プロロードレーサーとしての第一歩を踏み出しました。

「我慢力」が導いた偉業、ツール・ド・フランス7回完走の哲学
世界屈指の過酷なレース「ツール・ド・フランス」7回連続完走という偉業の裏には、新城さん独自の哲学があります。「1日だけ好調でも意味がない」。3週間という長丁場で求められるのは、派手さより安定感だと語ります。波の少ない走りと、どんな困難にも屈しない"我慢力"こそが真の武器。毎日の体調管理と強靭な精神力で、完走という最高の結果を積み重ねてきました。

「まるで自転車のような感覚」──EVの魅力
新城さんとボルボとの出会いは、レース車両提供をめぐる偶然から生まれました。以来、ヨーロッパでの長距離遠征にはボルボが欠かせない相棒となっています。特に電気自動車の滑らかな加減速は「自転車の感覚に非常に近い」と絶賛されていました。ワンペダルドライブの直感性や利便性を実感し、今では熱烈なファンになったそうです。

「好きじゃなきゃ続かない」が全ての原点
プロを目指す小中学生レーサーとの対話の中で新城さんが熱く語ったのは、「自転車は好きじゃなきゃ続かない」という信念です。厳しい節制、怪我のリスク、悪天候—すべてを乗り越える原動力は"楽しむ気持ち"。仲間との絆を大切にし、勝敗を超えて自転車と過ごす日常そのものに価値を見出す姿勢が、多くの人々に感動を与えています。
プロの世界:徹底した自己管理
「翌日のために、夜のうちに勝負は始まっている」──新城幸也さんは、レース後すぐに炭水化物の計画的摂取や移動の最小化、質を重視した栄養管理で徹底的にリカバリーを行います。さらに、予告なしのドーピング検査にも即対応します。合宿中や食事中でも例外はなく、厳しい環境の中で戦い続ける理由は「勝利の瞬間の喜び」。プロとしての覚悟と緻密な自己管理が光ります。
新城さんからのサプライズ
最後には、新城さんから参加者へのプレゼントコーナーをご用意。ここでしか手に入らない限定グッズが贈られ、会場は大いに盛り上がりました。イベント終了後には、参加者との記念撮影や質疑応答の時間も設けられ、新城さんとの楽しい交流のひとときとなりました。

ボルボのEVに触れていただける機会を
会場では、展示されたボルボのクルマを実際に見て触れていただき、多くの方が試乗も楽しまれていました。Volvo Studio Tokyoでは、今後も様々なイベントを開催して参ります。ぜひVolvo Studio Tokyoにお立ち寄りください。