Pilot Assist*による対象車両の変更とオートブレーキ

オートマチックトランスミッション車の場合、Pilot Assist には対象車両を変更する機能と特定速度でブレーキをかける機能があります。

追従対象車両の変更

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追従対象となっている先行車両が突然曲がった場合、前方の車両が停止していることに突然気づく場合があります。

Pilot Assist により30 km/h (20 mph)未満の速度で別の車両に追従しているときに追従対象車両が走行車両から静止車両に変わると、Pilot Assistは減速して静止車両に対応します。

 注意

Pilot Assist により、約30 km/h (20 mph)を超える速度で別の車両に追従している際に、目標車両が移動中の車両から静止車両に変わった場合には、Pilot Assist は静止している車両を無視して、設定されている速度まで加速します。

  • 運転者は注意を怠らず、必要に応じてブレーキをかけてください。

追従対象車両の変更による自動スタンバイモード

以下の場合、Pilot Assist は解除されてスタンバイモードになります。
  • 速度が5 km/h (3 mph)未満で、Pilot Assist が、追従対象が静止車両なのか別の障害物(減速帯など)なのかを判断できない場合。
  • 速度が5 km/h (3 mph)未満で、先行車が曲がったため Pilot Assist が追従する車両がなくなった場合。

オートブレーキ

渋滞時や赤信号など、停止する時間が約3秒 以内であれば、自動的に走行が再開します。前方の車両が動き出すまでにそれ以上の時間がかかる場合には、Pilot Assist はオートブレーキによりスタンバイモードになります。

Pilot Assist を再作動させるには、以下の方法を行います。
  • ステアリングホイールの P5-1507-Symbol 5x3,5-CC rattknapp Återuppta hastighet ボタンを押します。
  • アクセルペダルを踏み込みます。
前方の車両が6秒以内に前進し始めた場合、Pilot Assist は前方の車両への追従を再開します。

 ノート

Pilot Assistは最大5分間車両を静止させておくことができます。それ以上経過すると、パーキングブレーキが作動し、機能は解除されます。

Pilot Assistを再度作動させるには、パーキングブレーキを解除する必要があります。

オートブレーキの停止

状況により、静止すると同時にオートブレーキが停止して、Pilot Assist がスタンバイモードになることがあります。このため、ブレーキが解除され、車両が動き出す場合があります。運転者はご自分でブレーキをかけ、静止状態に保ってください。

これは以下の状況で発生することがあります。
  • 運転者がブレーキペダルに足を載せたとき
  • パーキングブレーキをかけたとき
  • ギヤセレクターレバーを PN または R 位置にしたとき
  • 運転者が Pilot Assist をスタンバイモードにしたとき

パーキングブレーキの自動作動

特定の状況では、パーキングブレーキが作動して、車両を静止状態に保ちます。

Pilot Assist がフットブレーキで車両を静止状態に保持しているときに以下の状況が発生すると、パーキングブレーキが作動します。
  • 運転者がドアを開けるか、シートベルトを外したとき
  • Pilot Assist が車両を約5分間以上静止状態に保ったとき
  • ブレーキがオーバーヒートしたとき
  • エンジンが停止したとき
  1. * オプション/アクセサリー。