車両の始動

車両の始動には、リモートコントロールキーとトンネルコンソールのスタートノブを使用します。
P5-1507-Start/switch off engine
トンネルコンソールのスタートノブ

車両はキーレススタート(Passive Start)に対応しているため、車両の始動時にリモートコントロールキーを物理的に使用することはありません。

車両を始動するには:
リモートコントロールキーを車内に置いておく必要があります。Passive Start 装備車の場合、キーを車内の前部に置いておく必要があります。キーレスロック/ロック解除オプション(Passive Entry*)装備車の場合、キーは車内の任意の場所に置いておくことができます。
オートマチックトランスミッション車の場合、ギヤ位置が P または N であることを確認します。マニュアルトランスミッション車の場合、ギヤレバーがニュートラル位置にあることと、クラッチペダルまたはブレーキペダルを踏み込んでいることを確認します。
ブレーキペダル1を一番奥まで踏み込みます。
スタートノブを START まで回して、ノブを放します。ノブは自動的に開始位置に戻ります。

エンジンを始動すると、エンジンが始動するかオーバーヒート保護機能が作動するまでスターターモーターが作動し続けます。

通常の条件で始動する際には、車両の電動モーターが優先されます。ガソリンエンジンはオフのままになります。つまり、スタートノブを START 方向に回すと、電動モーターが「始動」し、車両が走行を始められる状態になることを意味します。車両が始動すると、ドライバーディスプレイの表示灯が消灯し、プリセットされたテーマが点灯します。

しかし、気温が極端に低い場合や、ハイブリッドバッテリーが充電を必要としている場合などには、代わりにガソリンエンジンが始動する場合があります。

充電ケーブルが接続されている状態では車両を始動しないでください。充電ケーブルを抜くことができない場合、または車両が充電ケーブルを誤検知した場合には、以下の方法で車両の始動を強行することができます。

ブレーキペダルを踏み込み、スタートノブを START にします。
ドライバーディスプレイに 充電ケーブルを取り外して 始動して下さい と表示されます。
スタートノブをもう一度 START にします。
充電ケーブル接続中は スタートボタンを7秒押して 始動して下さい と表示されたら、スタートノブを START に7秒間保持して車両を始動します。
P5- XC90H-1617 Backup start place in tunnel console
トンネルコンソール内のバックアップリーダーの場所

始動する際に キーが見つかりません というメッセージがドライバーディスプレイに表示された場合は、リモートコントロールキーをカップホルダー内のバックアップリーダーの上に置いてください。その後、再度始動を試みてください。

 ノート

リモートコントロールキーをカップホルダーの中に入れる場合、他の車両キー、金属物、電子機器(携帯電話機、タブレット、ノートパソコン、充電器など)がカップホルダーの中にないことを確認してください。カップホルダーに複数の車両キーを近い距離で置いた場合、互いに干渉するおそれがあります。

車両を始動する際に エンジン始動 システム点検中 お待ち下さい というメッセージがドライバーディスプレイに表示された場合は、メッセージが消えるまで待ってから再度車両の始動を試みてください。

 重要

3回始動を試みてもエンジンが始動しない場合には、3分待ってからもう一度試行してください。バッテリーが回復すると、始動できる可能性が高くなります。

 ノート

ハイブリッドバッテリーが放電している場合、車両は始動できません。

 注意

走行中は 絶対に リモートコントロールキーを車両から取り外さないでください。

 注意

車両から離れるときには、必ずリモートコントロールキーを車外へ持ち出し、車両の電気系統がイグニッション位置 0 になっていることを確認してください。お子様が車内にいるときには特に注意が必要です。

 ノート

冷寒時、エンジン始動後のエンジン回転数が、通常よりも若干高くなる場合があります。これは、エミッションシステムをできるだけすみやかに正常な作動温度にして有害な排気ガスを抑え、環境を保護するためです。
  1. *オプション/アクセサリー。
  2. 1車両が動いているときは、スタートノブを START の方向に回すだけでエンジンが始動します。