都市環境における電気による走行可能距離

電気による走行可能距離はいくつかの要因により異なります。走行可能距離は、車両が走行する状況および条件により異なります。

電気での走行可能距離の公表値は予想走行可能距離ではありません。公表値は特定の「EUサイクル」中に得られた比較値です。「燃料消費量およびCO2排出量」の項を参照してください。実際の走行可能距離はいくつかの要因により異なります。

走行可能な距離に影響をおよぼす要因

運転者が影響を与えるのは一部の要因だけです。

最長の走行可能距離は、すべての要因がプラスの効果をおよぼす非常に有利な条件下で達成されます。

運転者が影響を与えることのできない要因

走行可能な距離に影響をおよぼす、外部要因がいくつかあります。

  • 交通状況
  • 短い走行距離
  • 地形
  • 外気温および向かい風
  • 道路および路面状況

下の表は、車内のエアコンディショナーをオフにした状態と車内のエアコンディショナーを通常設定にした状態での、外気温と走行可能な距離とのおおよその関係を示しています。

外気温が高い方が走行可能な距離にある程度プラスの効果をもたらします。

外気温エアコンディショナーがオフの状態 通常の車内エアコンディショナー
30 °C95%80%
20 °C100%90%
10 °C90%80%
0 °C80%60%
-10 °C70%40%

運転者が影響を与えることのできる要因

運転者はエネルギー効率のよい走行を実現できるよう、以下の要因が走行可能距離に影響することを考慮してください。

  • 定期的な充電
  • プリコンディショニング
  • Pureドライブモード
  • エアコンディショナー機能
  • 速度および加速
  • Hold 機能
  • タイヤおよびタイヤ空気圧

下の表は一定速度と走行可能な距離とのおおよその関係を示しています。一定速度が低いほど走行可能な距離にプラスの効果をもたらします。

一定速度
100 km/h (62 mph)50%
80 km/h (50 mph)70%
60 km/h (37 mph)90%
50 km/h (31 mph)100%

 ノート

  • 表に示された値は、新車の場合です。
  • 絶対値ではなく、走行パターン、環境、およびその他の状況により異なります。

電気走行

もっともエネルギー効率の高い走行を実現するには、Pureドライブモードを選択して、できる限り電力のみで走行します。

電気による走行距離よりも長い距離を高速で走行するときは、センターディスプレイの機能ボタンで Hold を選択します。