速度リミッター機能(Speed Limiter — SL)は、自動速度リミッターに切り替えることができます。
自動速度リミッターはロード・サイン・インフォメーション1 機能の速度情報を使用して、車両の最高速度を調整します。
注意
自動速度リミッター機能は支援機能に過ぎません。走行状況や交通、天候、路面の状態などにより作動しない場合があります。自動速度リミッター機能を使用しているときでも、車間距離や速度を正しく維持する責任は運転者にあります。
運転者に速度関連の道路標識がはっきりと見える場合でも、ロード・サイン・インフォメーション機能の速度が正しくない場合があります。そのような場合、運転者自身が操作して、適切な速度に加速または減速する必要があります。
「ロード・サイン・インフォメーションの制限事項」の項も参照してください。
SL または ASL のどちらが作動中か
ドライバーディスプレイのシンボルは、どちらの速度リミッターが作動しているかを示します。
ASL シンボル

標識シンボル(スピードメーターの中央に設定速度「70」と一緒に表示される)は、3色で表示され、それぞれの意味は以下の通りです。
標識シンボルの色 | 意味 |
---|---|
黄緑色 | ASL が作動中 |
灰色 | ASL がスタンバイモード |
オレンジ色 | ASL が一時的にスタンバイモード4 |
ASL の限界
自動速度制限には、車両が通過する道路標識の制限速度情報ではなく、RSI1 機能からの速度情報が使用されます。
RSI1が速度情報を読み取ることができず、ASL に情報を提供できない場合、ASL はスタンバイモードにセットされ、SL に切り替わります。このような場合、運転者自身がブレーキを操作して、適切な速度に減速する必要があります。
RSI1機能が速度情報を読み取って ASL に提供できるようになると、ASLは再度作動します。
「ロード・サイン・インフォメーションの限界」の項も参照してください。