自動速度リミッター*

自動速度リミッター(Automatic Speed Limiter - ASL)機能は、道路標識に表示されている速度に合わせて車両の最高速度を調整するのに役立ちます。

速度リミッター機能(Speed Limiter — SL)は、自動速度リミッターに切り替えることができます。

自動速度リミッターはロード・サイン・インフォメーション1 機能の速度情報を使用して、車両の最高速度を調整します。

 注意

自動速度リミッター機能は支援機能に過ぎません。走行状況や交通、天候、路面の状態などにより作動しない場合があります。自動速度リミッター機能を使用しているときでも、車間距離や速度を正しく維持する責任は運転者にあります。

運転者に速度関連の道路標識がはっきりと見える場合でも、ロード・サイン・インフォメーション機能の速度が正しくない場合があります。そのような場合、運転者自身が操作して、適切な速度に加速または減速する必要があります。

「ロード・サイン・インフォメーションの制限事項」の項も参照してください。

SL または ASL のどちらが作動中か

ドライバーディスプレイのシンボルは、どちらの速度リミッターが作動しているかを示します。

シンボルSLASL
P5-15w07-Speed Limit adapt symbol
2
P5-1507-TabellSymbol Automatisk SL 10x10
「70」よりも後の標識シンボル3 = ASL が作動中

ASL シンボル

P5-1507-TabellSymbol Automatisk SL 10x10

標識シンボル(スピードメーターの中央に設定速度「70」と一緒に表示される)は、3色で表示され、それぞれの意味は以下の通りです。

標識シンボルの色意味
黄緑色ASL が作動中
灰色ASL がスタンバイモード
オレンジ色ASL が一時的にスタンバイモード4

ASL の限界

自動速度制限には、車両が通過する道路標識の制限速度情報ではなく、RSI1 機能からの速度情報が使用されます。

RSI1が速度情報を読み取ることができず、ASL に情報を提供できない場合、ASL はスタンバイモードにセットされ、SL に切り替わります。このような場合、運転者自身がブレーキを操作して、適切な速度に減速する必要があります。

RSI1機能が速度情報を読み取って ASL に提供できるようになると、ASLは再度作動します。

「ロード・サイン・インフォメーションの限界」の項も参照してください。

  1. *オプション/アクセサリー。
  2. 1Road Sign Information – RSI
  3. 2白色のシンボル:機能作動中、灰色のシンボル:スタンバイモード
  4. 3シンボルの色が表す意味については、次の「ASL シンボル」の項を参照してください。
  5. 4例えば、標識のスキャンに失敗した場合など。