新しい表現に出会う「コーヒーペイント・ワークショップ」

Volvo Studio Tokyoでは、2026年4月4日〜5日の2日間にわたり、アーティスト 鈴木掌(つかさ)氏を迎え、「コーヒーペイント・ワークショップ」を開催しました。身近な素材から生まれる新しい表現と、創造する楽しさに触れた当日の様子を、本レポートでお届けします。

鈴木掌氏

身近な素材から生まれた表現

鈴木さんがコーヒーペイントを始めた原点は、2011年のルワンダでの経験にあります。絵の具を知らない子どもたちは、持参した画材をすぐに使い切ってしまいました。そこで代わりに手にしたのがコーヒー。試しに描く中で、新しい表現としてのコーヒーペイントが生まれました。

デッサン

段階的に深まるデッサンの工程

コーヒーペイントはいくつかの工程を、時間を区切りながら進めます。まずは鉛筆でのデッサンからスタート。最初の1分は、全体の構図をゆるく捉える工程です。細部にこだわらず全体を描くことで、バランスや配置を直感的に掴んでいきます。次の5分では、形や特徴を観察しながら、目や輪郭などを徐々に描き込んでいきます。毛並みなども線にとらわれず、自分の感覚で自由に表現するプロセスが印象的でした。

デッサンの工程

集中を引き出す仕上げの時間

最終段階の10分では、鉛筆を削り直し、濃淡をつけながら仕上げへ。全体の印象を引き締めながら、一枚の作品として完成させていきます。このように工程を区切ることで自然と集中力が高まり、参加者それぞれが自分のペースで描く時間に没入していく様子が印象的でした。講師によるデモンストレーションでは、参加者一同、その繊細な表現に思わず見入ってしまいました。

コーヒーで描く新しい体験

鉛筆でのデッサンの後は、いよいよコーヒーでの着彩へ。コーヒーを重ねることで、鉛筆の線が浮かび上がるような独特の質感が生まれます。濃さや重ね方によって印象が変わるため、シンプルな素材でありながら、表現の幅の広さを感じられる工程となりました。参加者の皆様の間では、日常のものが“画材”へと変わる驚きが広がっていました。

コーヒーで描く新しい体験

それぞれの表現が生まれる時間

制作中は、鈴木さんが参加者一人ひとりに声をかけながらアドバイスを行い、自然な会話が生まれる和やかな空間となりました。大胆に表現する方や、丁寧に描き込む方など、作品にはそれぞれの個性が表れており、同じモチーフでも異なる仕上がりとなっていたのが印象的です。年齢を問わず楽しめるこの体験は、「上手に描く」こと以上に、「自分らしく表現する」ことの価値を感じられる時間となりました。

アートを通じた活動と想い

アートを通じた活動と想い

4月4日にはライブペイントも実施され、鈴木さんのルワンダでの活動についての紹介がありました。鈴木さんは、子どもたちの作品を買い取り販売し、その収益を現地に還元しています。こうした取り組みは、病気の子どもたちが自ら治療を受けられる環境をつくりたいという想いから始まったそうです。

音と共鳴するライブペイント

ライブペイントは、エレクトリックベース奏者・Koyu氏が奏でる音楽の響きに呼応するように、蛍光塗料で描かれる作品が徐々に形を成していきます。完成へと近づく過程に、来場者の視線も自然と引き込まれていきました。完成したのは、スウェーデンを象徴するエルク。ブラックライトを当てることで蛍光塗料が浮かび上がり、異なる表情を見せる印象的な作品となりました。

音と共鳴するライブペイント

表現から広がる価値

今回のイベントでは、コーヒーという身近な素材が新たな表現へと変わる体験は、創造の本質に触れる機会となりました。また、絵を描く時間やその過程そのものを楽しむひとときは、日常とは異なる穏やかな没入の時間を生み出していました。自分らしさを大切にする姿勢は、ボルボの価値観とも響き合います。

表現から広がる価値

Volvo Studio Tokyo

Volvo Studio Tokyoでは、「人を想う」というボルボの哲学を日常に寄り添うかたちでご提案しております。クルマへの理解を深めるトークイベントに加え、北欧のライフスタイルを体感できる多彩なプログラムを開催。インストラクター同乗の試乗プログラムでは、走りや電動化の魅力を安心してご体感いただけます。ぜひお気軽にご利用ください。