Cross Traffic Alert の機能の限界

CTA1 機能は、一部の状況で動作が制限されることがあります。

CTA の機能にはある程度の限界があり、すべての状況で正しく動作するとは限りません。例えば、障害物(他の駐車車両など)がある場合、CTA センサーが障害物を透視することは不可能です。

最初から CTA の「視野」が制限されて接近中の車両を直前まで検知できない状況としては、以下のような例が考えられます。

P5-1507-CrossTrafficAlert Princip-Exception1
車両が駐車スペースの奥に駐車されている
P5-1507-CrossTrafficAlert Princip-Exception2
角度のある駐車スペースでは、CTA の一方側は完全に死角になる可能性があります。
  1. P5-Icon red circle 1CTA の死角
  2. P5-Icon red circle 2CTA の検知/「視認」可能範囲

しかし、車両がゆっくり後退するに従って、車両と障害物との角度が変化して死角が急速に小さくなります。

機能が制限されるその他の例:
  • センサーが汚れ、氷または雪で覆われると、機能が低下し、警告が解除されることがあります。
  • トレーラー、バイシクルホルダーなどを車両の電気系統に接続すると、CTA 機能は自動的に解除されます。
  • CTA 機能が本来の機能を発揮するためには、車両のトウバーにバイシクルホルダー、ラゲッジキャリアなどが取り付けられていないことが必要です。

センサー

CTA のセンサーはリアフェンダー/バンパーの各隅の内側にあります。これらのセンサーは BLIS2 機能にも使用されます。

P5-1646-S+V90-CrossTrafficAlert Sensor
車両の左右両側のこの面をきれいな状態に保ってください3
  • もっとも効率的に作動するように、センサー前面の領域はつねにきれいにしておいてください。
  • センサーがある領域に物体やテープ、ラベルなどを貼り付けないでください。

 重要

BLISおよびCTA機能コンポーネントの修理またはバンパーの塗装修理はサービス工場で実施する必要があります。ボルボ指定のサービス工場にお任せください。
  1. 1 Cross Traffic Alert
  2. 2 Blind Spot Information
  3. 3 注意:図は概略図です。詳細は、車両モデルにより異なっている場合があります。