緊急パンクリペアーキットを使用する

緊急パンクリペアーキット、Temporary Mobility Kit (TMK)を使用してパンクを塞ぎます。

概要

P5-1617- S90-V90-TMK overview
  1. P5-Icon red circle 1電源コード
  2. P5-Icon red circle 2エアホース
  3. P5-Icon red circle 3プレッシャーリリーフバルブ
  4. P5-Icon red circle 4プロテクティブキャップ
  5. P5-Icon red circle 5制限速度の表示ラベル
  6. P5-Icon red circle 6ボトルホルダー(オレンジ色キャップ)
  7. P5-Icon red circle 7プレッシャーゲージ
  8. P5-Icon red circle 8シーリング剤ボトル
  9. P5-Icon red circle 9スイッチ

接続

P5-1646-x90-TMK installation

車が往来する場所で作業する場合は、必ず三角警告板(停止表示板)を立てて、非常点滅灯を作動させてください。

釘などが刺さってパンクした場合、刺さっているものをタイヤに残したままにしてください。穴を塞ぐのに役立ちます。

コンプレッサーの片側に取り付けられた制限速度の表示ラベルを取り外します。制限速度を守るリマインダーとして、表示ラベルをウインドスクリーンの見える位置に貼ります。緊急パンクリペアーキット使用後は、絶対に80 km/h (50 mph)を超える速度で走行しないでください。
スイッチが 0 (オフ)位置にあることを確認し、電源コードおよびエアホースを適切に配置します。
オレンジ色のキャップをコンプレッサーから外し、シーリング剤ボトルのコルクを外します。

 ノート

ご使用の前にボトルのシールを開けないでください。ボトルを締め込むと、シールが自動的に開封されます。
ボトルをボトルホルダーの下までねじ込みます。
ボトルおよびボトルホルダーにはシーリング材の漏れ防止のためにリバースキャッチが装備されています。一度ねじ込むと、ボトルはボトルホルダーから外すことができません。ボトルの取り外しは、ボルボ指定のサービス工場で行う必要があります。

 注意

  • シーリング剤が皮膚に付着した場合、石けんと大量の水ですぐに洗い流してください。
  • シーリング剤が目に入った場合、洗眼液または大量の水ですぐに洗い流してください。違和感が解消されない場合、医師の診察を受けてください。

 注意

使用後は、ボトルをホルダーから外さないでください。ボトルには、液漏れを防ぐためのリバースキャッチが付いています。

タイヤのダストキャップを外します。

エアホースのプレッシャーリリーフバルブが完全にねじ込まれていることを確認し、エアホースのバルブコネクターをタイヤバルブのネジ部の下までねじ込みます。

電源コードをもっとも近くの12V電源ソケットに接続して、車両を始動します。

 ノート

コンプレッサーの作動中には、その他の12V電源ソケットを一切使用しないでください。

 注意

エンジン作動中、お子様だけを車内に残したまま、車両から絶対に離れないでください。
スイッチを I (オン)位置にして、コンプレッサーを起動します。

 注意

コンプレッサーでタイヤに空気を充填している間は、タイヤの横に立たないでください。タイヤにヒビ割れ、ふくらみなどの異常が認められた場合は、ただちにコンプレッサーを停止してください。このような場合は、走行しないでください。ロードサイド・アシスタンス・サービスに連絡して、タイヤ販売店への移動を依頼してください。指定のタイヤ販売店をお薦めします。

 ノート

コンプレッサーが作動すると圧力は6バール(88 psi)程度まで上昇しますが、約30秒後に圧力は低下します。
7分間タイヤに空気を充填します。

 重要

コンプレッサーは10分以上作動させないでください。過熱するおそれがあります。
コンプレッサーのスイッチを切り、プレッシャーゲージの圧力を確認します。タイヤ空気圧が1.8バール(22 psi)~3.5バール (51 psi)であれば正常です。タイヤ空気圧が高すぎる場合は、プレッシャーリリーフバルブを使用して圧力を下げます。

 注意

タイヤ空気圧が1.8バール(22 psi)以下の場合は、タイヤのパンク穴が大き過ぎることを意味します。このような場合は、走行しないでください。ロードサイド・アシスタンス・サービスに連絡して、タイヤ販売店への移動を依頼してください。指定のタイヤ販売店をお薦めします。
コンプレッサーをオフにして、電源コードを外します。
エアホースをタイヤバルブから外して、ダストキャップをタイヤに元通りに取り付けます。
残りのシーリング材の漏れ防止のため、エアホースに保護キャップを取り付けます。機材をトランクルーム/カーゴスペースに入れてください。
シーリング剤でパンク穴が確実に塞がれるように、すみやかに80 km/h (50 mph)以下の速度で3 km (2 miles)以上走行し、その後に事後点検を行います。

 ノート

最初の数回転ではタイヤのパンク穴からシーリング剤が噴き出します。

 注意

車両を発進させるときには、車両の近くに誰もいないこと、シーリング剤が誰にもかからないことを確認してください。距離は2 m(7 feet)以上である必要があります。

事後点検

エアホースをタイヤバルブに接続し、バルブコネクターをタイヤバルブのネジ部の下までねじ込みます。コンプレッサーのスイッチをオフにします。

プレッシャーゲージの圧力を読み取ります。

  • タイヤ空気圧が1.3バール(19 psi)以下の場合は、タイヤのパンク穴が十分に塞がっていません。このような場合は、走行しないでください。ロードサイド・アシスタンス・サービスに連絡してください。
  • タイヤ空気圧が1.3バール(19 psi)以上ある場合は、運転席側ドアピラーのタイヤ空気圧ラベルに記載されている適正な空気圧に達するまで、空気を充填します(1バール = 100 kPa)。タイヤ空気圧が高すぎる場合は、プレッシャーリリーフバルブを使用して圧力を下げます。

タイヤに空気を注入する必要がある場合:

  1. 電源コードをもっとも近くの12V電源ソケットに接続して、車両を始動します。
  2. コンプレッサーをオンにして、タイヤ空気圧ラベルに記載されている適正な空気圧に達するまで空気を注入します。
  3. コンプレッサーを止めます。

タイヤシーリング用品を取り外します。

残りのシーリング材の漏れ防止のため、エアホースに保護キャップを取り付けます。

 注意

使用後は、ボトルをホルダーから外さないでください。ボトルには、液漏れを防ぐためのリバースキャッチが付いています。
ダストキャップをタイヤに元通りに取り付けます。

 ノート

  • タイヤに空気を充填した後は、砂利や土によるバルブの損傷を防ぐため、必ずダストキャップを取り付けてください。
  • 必ずプラスチック製ダストキャップを使用してください。金属製のダストキャップは腐食して緩めにくくなることがあります。

 ノート

シーリング剤ボトルおよびホースを使用した後は、必ず新品と交換してください。交換は、ボルボ指定のサービス工場に依頼してください。

 注意

タイヤ空気圧は、定期的に点検してください。

最寄りのボルボ指定のサービス工場で、パンクしたタイヤを交換または修理してください。サービス工場に、シーリング材でタイヤを修理したことを伝えてください。

 注意

  • 緊急パンクリペアーキット使用後は、絶対に80 km/h (50 mph)を超える速度で走行しないでください。
  • シーリング剤を注入したタイヤの最長走行距離は200 km (120 miles)です。
  • すみやかにボルボ指定のサービス工場でシーリング剤入りのタイヤの点検を受けてください。専門知識のあるスタッフが、そのタイヤは修理可能か、あるいは新しいタイヤと交換する必要があるか判断します。