自動速度リミッター*
自動速度リミッター(ASL1)機能は、道路標識に表示されている速度に合わせて車両の上限速度を調整するのに役立ちます。
速度リミッター機能(SL2)は、自動速度リミッター(ASL)に切り替えることができます。
自動速度リミッターはロード・サイン・インフォメーション3 機能の速度情報を使用して、車両の上限速度を調整します。
注意
- ASL 機能は、運転を手助けし、安全性を向上させるための補助的な運転者サポートであり、交通条件、気象条件および道路条件によっては対応できない状況があります。
- 運転者に速度関連の道路標識がはっきりと見える場合でも、ロード・サイン・インフォメーション(RSI)機能から ASL への速度情報が正しくない場合があります。そのような場合、運転者自身が操作して、適切な速度に加速または減速する必要があります。
- ASL は運転者の注意および判断に代わるものではありません。現行の交通規則および規制に従い、他の車両と適切な距離をとって、適切な速度で安全に車両を運転することは、つねに運転者の責任です。
- 「ロード・サイン・インフォメーションの制限事項」の項も参照してください。
SL または ASL のどちらが作動中か
シンボル | SL | ASL |
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✓ | ✓ | |
✓ |
ASL シンボル
標識シンボル(スピードメーターの中央に設定速度「70」と一緒に表示される)は、3色で表示され、それぞれの意味は以下の通りです。
標識シンボルの色 | 意味 |
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黄緑色 | ASL が作動中 |
灰色 | ASL がスタンバイモード |
オレンジ色 | ASL が一時的にスタンバイモード(道路標識を読み取れないことなどが原因) |
ASL の機能の限界
自動速度リミッターには、車両が通過する道路標識の制限速度情報ではなく、RSI3 機能からの速度情報が使用されます。
RSI3が速度情報を読み取ることができず、ASL に情報を提供できない場合、ASL はスタンバイモードにセットされ、SL に切り替わります。このような場合、運転者自身がブレーキを操作して、適切な速度に減速する必要があります。
RSI3機能が速度情報を読み取って ASL に提供できるようになると、ASLは再度作動します。
「ロード・サイン・インフォメーションの機能の限界」の項も参照してください。