補助バッテリー

Start/Stop 機能を装備した車両には、メインバッテリーと補助バッテリーが備えられています。

Start/Stop機能を装備した車両には、12Vバッテリーが2個装着されています。始動時用の非常にパワフルなメインバッテリーと、Start/Stop機能の始動手順を補助する補助バッテリーの2つです。

P5-1507 Support battery location
補助バッテリーはストラットタワーの横のボックス内にあります。

 ノート

  • 車両の電流消費量が多いほど、オルタネーターの作動量が増し、さらにバッテリーの充電量を増やす必要があるため、燃料消費量の増加につながります。
  • バッテリー容量が許容最低レベルを下回ると、Start/Stop 機能が解除されます。

電流消費量が多いために一時的にStart/Stop機能が低下した場合には:

  • 運転者がブレーキペダルから足を離さなくても、エンジンがオートスタートします。

補助バッテリーは通常、始動時に使用するメインバッテリーより頻繁に点検が必要になることはありません。ご質問や不具合があれば、サービス工場にご連絡ください。ボルボ指定のサービス工場をお薦めします。

 重要

以下の指示に従わない場合には、外付けバッテリーやバッテリーチャージャーを接続した後、Start/Stop 機能が一時的に機能しなくなることがあります。

  • 外付けバッテリーまたはバッテリーチャージャーを接続する際、車両のメインバッテリーのマイナス端子は絶対に使用しないでください車両のマイナスチャージングポイントのみがアースポイントとして使用できます。

 ノート

車両の通常の電気機能が使用できないほどメインバッテリーが放電してしまい、外付けバッテリーまたはバッテリーチャージャーを使用してエンジンをジャンプスタートした場合でも、Start/Stop 機能は作動し続けることがあります。その後間もなく Start/Stop 機能がエンジンをオートストップさせた場合、バッテリーの充電時間を確保できなかったためにバッテリー容量が不足し、エンジンオートスタートが機能しないおそれがあります。

車両をジャンプスタートした場合、またはバッテリーチャージャーでバッテリーを充電する時間が十分にない場合、車両によるバッテリーの充電が完了するまで Start/Stop 機能を一時的に無効にしておくことをお薦めします。外気温が約+15 ℃ (約60 °F)の場合、車両でバッテリーを少なくとも1時間充電する必要があります。外気温がさらに低い場合、3~4時間の充電時間が必要になることがあります。バッテリーの充電には、外付けバッテリーチャージャーの使用をお薦めします。

仕様

電圧(V)12
冷寒始動電流(コールドスタートキャパシティ)1 - CCA2 (A)170
サイズ、L×B×H150×90×130 mm (5.9×3.5×5.1インチ)
容量(Ah)10

 重要

メインバッテリーまたは補助バッテリーを交換する場合、AGM3 タイプのバッテリーを取り付ける必要があります。
  1. 1 EN規格準拠
  2. 2 Cold Cranking Amperes
  3. 3 Absorbed Glass Mat